沿革

2011年3月、東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故の発生以来、医療法人誠励会では当該災害の被災者支援を行ってきた。
更に2011年10月からは原発事故による放射能被ばくを憂慮される方々の内部被ばく検査を実施してきた。子ども達の健康を守るため18歳以下は無償とするなど、被災地と被災者支援を行い復興支援を継続してきた。しかし、未だに原発事故の放射能線量は高く、放射能影響への適正な対策が継続して求められる状況にある。
また、今後は食品摂取による慢性的内部被ばくが心配され、食品等の放射能汚染検査が最重要であり、内部被ばく検査も併せて定期的に行うことが不可欠である。
これらの現実に対峙して医療法人誠励会ひらた中央病院で行ってきた放射線内部被ばく検査業務を承継するとともに、本邦一円の放射能汚染の影響と食品摂取の内部被ばくに関する検査研究の実践を行うため、2011年12月一般財団法人を設立し災害復興支援を実践してきた。
2012年6月22日付にて内閣総理大臣から「公益財団」の認定を賜り、「公益財団法人震災復興支援放射能対策研究所」の発足の運びとなった。